マインド的な話

スキルを学んでも「できる人」と「できない人」がいる理由

しんいち

どうも、しんいち(@shin1sugaya)です。

この記事は、僕がご提供させていただいているWEBデザインの講座の中で、一番最初に話している内容と同じものになります。

もしかしたら「は?当たり前のことじゃん?」って思う方もいるでしょうし、無自覚に出来ている方もいるかもしれません。

ですが、意外とそうじゃない方も多そうな気がしています。

もし、この記事を読んでくださっている時点で、あなたが何かスキルを身につけたい、マスターしたいと頑張っているのであれば

一回立ち止まって、この記事を読んでいただくと、その後学習の仕方や半年後、1年後、5年後の成果が大きく変わるでしょう。

人によってはそのくらいのインパクトのある内容です。

では、どうぞ!

あ、感想とか頂けると飛び跳ねて喜ぶのでツイッター(@shin1sugaya)とかで絡んでください!笑

▼▼▼▼▼▼▼  以下本編  ▼▼▼▼▼▼▼

WEBデザインに限らず、世の中には様々なスキル、それを学ぶためのスクールやコンサルなどがあります。

ただ、これだけの数があっても、そのスクールやコンサルがいくら信頼性が高く再現性が高いものであったとしても、か、な、ら、ず、
「ちゃんとスキルを身につけて何がしらが上手くなる人」と「そうでない人」が出てきてしまいます。

それは何故なのか?

「本人に才能がないから?」
「飽き性で継続できないから?」
「そもそもやる気が無いから?」

敢えて言いますが違います。

スキルを習得しようとした時に、「できる人」と「できない人」に別れてしまう理由

その根本原因となるのが「抽象度」という概念です。

今回の授業ではこの「抽象度」というものについて解説していこうと思います。

抽象度とは

この「抽象度」というものは、僕自身、デザインっていうスキルを習得するだけではなく、もっと人生全般において重要視していることで、あらゆることの根本原因になることでもあります。

言ってしまえば、ここさえ抑えておけば独学だろうがなんだろうがスキルは身につくし、逆にここを外してしまうとどんなに優良なスクールに入ろうがスキルなんか身につきません。そういう類のものです。

じゃあ、まず「抽象度」とは何なのかという事から話していきます。

抽象度というのは言ってしまうと、物事を見るときの視点の高さとか、視野の広さとか視力の良さとかそういう概念の事です。

こういう尺度というか、フレームがあるということを、まず飲み込んでください。

よく言われるのは俯瞰なんですけど
どれだけ物事を俯瞰できるかって能力みたいなものですね。

で、先に言っておくとこの抽象度っていうのは高ければ高いほど良い。

高ければ高いほど本質的になっていくし、万能になっていくからです。

デザインに限らず物事が上手くいかないのは抽象度が低いからであって、逆に何かしらが上手くいってるってことは抽象度が高いからと言えるワケです。

じゃあ、何かしらが(デザインの学習が)うまく行ってないのであれば、抽象度を上げなくちゃいけなくて。
うまくいかせるためには「抽象度を上げる感覚」を身に付ける必要があるというワケです。

「???」ってなってるのもわかりますw

順番に解説していくので、頑張ってついてきてくださいw

知識やノウハウを学んでも出来るようにならないのは
「ノウハウ」と「理解」の抽象度の高さが違うから

はい、では前置きはこのくらいにしておいてこの授業の本題に行くんですが。

何故、ノウハウや知識を学んでも
そのノウハウが優良で信頼性の高いノウハウであったとしても

WEBデザインで言ったら、どんだけ良いスクールに通おうが、オンラインサロンに入ろうが、教材を買おうが

「出来る人」と「出来ない」人っていうのが別れてしまうのかってことですね。

で、ズバリ言ってしまうとノウハウっていうものは抽象度が低いからっていうことです。

ノウハウっていうものは、言ってしまえば、それを作った人の頭の中にある

「こうするとうまく行く」
とか
「ここはこうする」

みたいな秘訣とか成功法則みたいなものを、敢えて「理解」という抽象度から「言語」の抽象度に低くしたものに過ぎません。

「ノウハウ」として発信されている時点で抽象度が下がってるんです。

で、大前提として人の理解っていうのは本質的には「言葉の抽象度」よりも高いところで行われています。

つまり、ここで「ノウハウの抽象度」と「理解している抽象度」に違いがあるから技術の習得などの成果に差が出てしまうということですね。

「ノウハウ」と「理解」のステージが違うから交わらない、みたいな感じです。

ちょっと例を挙げて説明していきますね。

例えば、自転車に乗るとします。
もちろん自転車に乗れる人の頭の中には、自転車に乗るための成功法則みたいな物があるワケです。

っていうことを踏まえて

おそらく、あなたも自転車に乗れると思うのですが
じゃあ、どうやって自転車に乗るかって時に、いちいち

「ペダルに足をかけて、、、」
「ペダルに重心をかけて、、、」
「どのくらい踏み込んだら次はこっちの足を、、、」

みたいな事を考えて乗っていないですよね。

どうやって自転車に乗るの?ってなった時に

自分の頭の中に「なんか、こうやってこうやって、こう乗る」みたいなのがあるワケですよ。

これが理解の抽象度です。

人っていうのは何かを理解するときに「言語」のレベルで理解してるんではなくて、それよりも一個高いところで理解してるっていうことです。

人は言語の抽象度でしかコミュニケーションできない

じゃあ、僕らが何かしらを、ここでは「WEBデザインを習得してお金を稼ぐこと」をマスターしようってなったときに、

もちろんノウハウを学ぶワケなんですけど

このときに、ノウハウ、スキルを「学ぶ姿勢」っていうものはどういったものになるのかというと

ここでミスっている人っていうのがめちゃめちゃ多いんですよね。

人が何かを人に教える際に

例えば、デザインの仕方を誰かに伝えようとした場合、1番手っ取り早くて確実なのは

教える人の頭の中にある「こう」っていうデザインの成功法則みたいなものを、テレパシーか何かで直接相手の頭の中にインストールする事です。

ただ、皆さん分かると思いますが
現時点で、少なくともこのドラえもんのいない21世紀の世の中でそんな事は不可能なワケでw

それを、じゃあ言葉で伝えるとか文章で伝えるってなった時に
頭の中にある「こう」っていうものを敢えて言語の抽象度に落とさないといけません。

言ってみれば、頭の中の圧縮されたデータを一旦バラバラにして情報量を少なくしてそれからパケット通信にして相手に渡していくみたいな感じです。

つまり、情報を人に伝えるってなった時に必然的に
教える側の脳内にある情報よりも、ノウハウっていうものは劣化せざるを得ないって事なんですね。

ノウハウを学ぶときの正しい姿勢

っていうふうになった時に

今度は、そのノウハウや情報っていうものを受け取る側は
それらの断片的な情報をちゃんと組み上げて、抽象度を上げていくって事を自分でやらないといけません。

それをやっていかないと、そのノウハウっていうものを言語の抽象度でしか理解できていないってことになってしまいます。

というよりも、理解さえしていない。
ただの暗記なワケです。

何故なら、ずっと言っているように「理解」というものはもっと抽象度の高いところで行っているから。

受け取った「ノウハウの抽象度を上げていく」っていう意識がない時点で、実は理解しようともしてないってことで

だからその状態で一生懸命インプットしても、練習しても、模写をいくつもやっても、いつまで経っても出来るようにならないんです。

受験勉強を例に考えてみる

で、これがわかりやすいのがお勉強です。いわゆる学校のお勉強。

例えば受験勉強とかで、いくらやっても成績が悪い人、偏差値が伸びない人っていますよね。

こういう人たちは「覚えよう」とするんですね。

教科書に書いてあることとか、先生が言ったこととか、テストや問題集に載っているものだとかを

言葉の抽象度のまま暗記しようとするワケです。

だから、いつまで経っても本質的な力がつかないんです。

何回も繰り返してその勉強をすることで、「その問題」は解けるようになるかもしれないけれど

類題を出されたらお手上げって状態になってしまうんですね。

だって暗記しかしてないから。

でも、逆に勉強出来る人っていうのは「覚えよう」としないんですよね。

覚える前にまず「理解しよう」っていう意識が先に来るんです。

例えば英語で、
英単語を覚えるってなっても、それを丸暗記しようとはしないんです。

ただそれを「覚えよう」として覚えるんじゃなくて

  • 英語の世界とか
  • 英語はこう話すとか
  • 単語の成り立ちとか

自分の頭の中に「英語ってこういうもの」みたいなものを

自分の頭の中に形作るために英単語を覚えてるみたいな感覚なんです。

自分の頭の中に「こう」っていうしっくりくる物が無いから、だからしっくりさせようとして

「そのために」英単語を覚えようとして、何回も反復して単語カードをめくったりするんですよね。

で、そうやって意識に上げてずっと繰り返していくと、ある時「あ〜、ハイハイ、なるほどね」っていうふうに

頭の上に電球がつくみたいに、「英語ってこういうことね」ってわかる瞬間がくるんです。

これが、抽象度が一個上がった状態です。

本来はこの積み重ねが「勉強」とか「学習」なんですよね。

自分の頭の中になかった「ゲシュタルト(概念)」っていう物を作り出して
それをどんどんパワーアップしていくみたいな

これが、知識やノウハウを学ぶときの「正しい勉強の姿勢」なんです。

大学受験で言ったら、そう言った姿勢で受験勉強をしている人は成績が伸びるし、そうじゃない人は成績が伸びないんです。

じゃあ、それはWEBデザインでも同じことで、デザインのお勉強もそう言った姿勢で臨まないといけないってワケなんですね。

ちなみに、この抽象度の高さを「頭の良さ」とか「IQ」とか言ったりするんですけど、実際はそんな先天的な物ではなくて、どうやって抽象度を上げていくかっていうただの「意識」の問題なんです。

では、こう言った話を踏まえて、「WEBデザインというスキルを身につけてお金を稼ぐ」っていうことを考えてみると

例えばよくあるノウハウとして

  • フォトショやイラレの使い方がどうとか
  • 配色がどうだとか
  • デザインの4原則が何だとか
  • レイアウトがこうだとか
  • HTML、CSSの書き方とか
  • 案件受注の方法とか
  • SNSやクラウドソーシングがどうだとか

ノウハウていうものが、山ほどあるワケですよね。
こういったノウハウも先に言ったようなやり方で勉強しないといけないワケです。

「デザインをする」っていうことがどういうことなのかっていう「概念」を自分の中に作っていくっていう意識です。

コレを作っていくためにノウハウっていうtipsの断片的な情報が必要だからノウハウを勉強しているっていう姿勢ですね。

なので、ある程度ノウハウっていうものを勉強したら、自分の頭の中でこねくり回して

例えばいろんなデザインを見てみて

  • 上手な人と下手な人の違いとかを比べてみたり
  • 上手な人と上手な人の共通点を見つけていくとか
  • なんで自分はそのデザインを上手と思ったのかを考える
  • このデザインを作った人はどんな狙いでそのデザインにしたのかを考える
  • 同じような印象を感じたデザインを他に見つけたら、AとBのデザインの印象を定つけている要素、共通項はなんなのか

とかとか、こういうことを意識に上げて試行していったり、普段の制作をしていったりすることで学んだノウハウの抽象度がどんどん上がっていくワケなんですよ。

で、これまたある時
「あーハイハイ、なるほどね!」っていう風にレベルアップする瞬間が来るんです。

だから、本を読んだり、イラレやフォトショの操作だけマスターしようとしたり、サイトの模写ばかりしても意味がないんです。

それをまた受験勉強で例えると、数学で目の前の答案用紙の答えだけを暗記してる人と同じなんですね。

そういう人はどうなるかっていうと、暗記をすることで目の前の「その問題」は解けるようになるかもしれないけれど、類題出されたらアウトってなるんです。

っていうのと同じようにWEBデザインでそれをやっちゃうと

例えば、サイトの模写をやったとして、そのサイトと同じものは作れるようになるかもしれないけれど

何かしらの前提がが変わると無理ってなっちゃうんですよね。

だから、がむしゃらにノウハウを学んで実践して、例えば、なんとなく「今回は良い感じのデザインができた」ってなったとして、

お客さんとか、お勤めの人なら上司とかに「これめっちゃ良いね!!」って言われたとしても

なんで自分のデザインでうまく行ったのか理由がわからないんですよ。

自分の中に「成功法則」とか「コツ」とか「これが良くてこれが悪い」っていうゲシュタルトが形成されないから。

なので、なんでうまく行ったのかがわからないんだったら

同じように、なんでか分かんないけどうまく行かないってことになってしまうんですよね。

一発屋には一発屋たりうる由縁てものがあるんです。

じゃあ、そうならないためにはどうすれば良いのかっていうと

ここまで、何回出てきたかわからないほど書いてきましたけどw

人がどうやってスキルを習得するのかっていう構造を理解した上で

「抽象度」

コレを高めようと努めることはもちろんなんですが

「どれだけ高い抽象度」で理解するのか、見るのか、感じるのか、捉えるのかっていう意識を持つことです。

抽象度は高ければ高いほど万能になっていく

でね、冒頭でも言ったように、この「抽象度」っていうのは高ければ高いほど良いんです。

高ければ高いほど、本質的になるし、万能になっていきます。

なので、この「抽象度」が高い感覚っていうのを皆さんに掴んでいって欲しいんですね。

じゃあ、その抽象度が高い感覚を掴むためにわかりやすい例を上げると

例えば、さっき上げた例でいうと自転車ですよね。

自転車というものを一個抽象度を上げて、「乗り物」として捉えてみる、そう捉えるように努めて取り組んでみると

例えば「乗り物と自分との間に一体感を感じることが大事」ということがわかって、そういった概念が自分の中にできたとします。

そしたら、その視点、枠組みでもって他の乗り物、例えばバイクとか車とかに乗ってみると

「あ、バイクも自分とバイクとの一体感が大事なんだな」
「車も車道の真ん中を走るためには一体感が必要なんだな」

っていうふうに「乗り物」として自転車に乗っていたときに得られた感覚、体感っていうものが、他の乗り物に乗ったときにも応用が効いてくるってわけなんですよね。

結局バイクも自転車も車も同じなんだな、と

また、一体感の他にも「脱力すること」が大事なんだなって事が感覚としてわかったとします。

で、自転車をまたさらに抽象度を上げて今度は「脱力」って視点で捉えてみると

今度はスポーツでも脱力って大事なんだなとか

例えばゴルフをするってなったときも、変なところに力が入っているとうまく行かないわけなんですよ。

あとは、人間関係においても脱力が大事だなとか

例えば女の子を口説くってなった時もガチガチに緊張して全身リキんで口説いても「何こいつキモっ」ってなるわけなんですね。

こんな感じで、他のことにおいても、うまく行かない理由が「脱力」って視点から説明ができるんです。

そうしたら、この「乗り物に乗る」「スポーツを上達させる」「女の子を口説く」とかっていう一見バラバラなものが「脱力」っていう同じところから捉えられてるってことです。

ってなると、自転車で学んだ事っていうのがゴルフに活きてきたり、ゴルフで得られたノウハウっていうのが今度は異性関係で使えたりするってわけなんですね。

もうちょっとWEBデザインの例で話すと例えばLP(ランディングページ)ってありますよね。

LPを一個抽象度を上げて「セールスの手段」だなって捉えると、じゃあ通販の「ジャパネットた●た」って売り上げめっちゃ上げてるよな

その大きな要因は、高田さんのトークの軽快なノリや抑揚だってなって

じゃあ、そのトークのノリ、抑揚とかの「感じ」をLPのデザインに活かすと精読率が上がるとかCV率が上がるとかってことになったりするんです。

異なる分野でも、抽象度の高いところ「本質」で繋がっているから他の分野に行き来できるって感じですね。

もっとわかりやすい例として、この「抽象度」の高い状態っていうのを体現しているのが、皆さん知っている「武井壮」さんです。

言わずと知れた百獣の王ですねw
彼が一番最初に始めたスポーツは野球だったそうです。

で、野球を始めた時に全然ボールを打つことができない
自分の手で持ったバットで向かってくるボールに当てるだけなのに全然うまいこと行かない。

ってなって、自分のフォームを動画に撮って見てみたところ
動画の中の自分は【自分でイメージした動き】と全然違う動きをしているということに気がついたらしいです。

そこから、彼はスポーツを「自分のイメージ通りに自分の身体を動かす競技」というように捉え直し

野球がうまくなる練習をする前に、自分のイメージと実際の動きを合わせるための訓練だけを、まずひたすら続けたそうです。

つまり、これがスポーツという抽象度から、意識が一個上がった状態ですよね

その結果、周知の通りスポーツ万能になり
どんなスポーツでも、上手い人の動きを見れば7~8割がた再現できるようになったそうです。

で、ご本人はこういうふうに意識を上げると、「日常のあるあゆる動作」がスポーツの訓練になるって

こういうことも言っていたんですね。

なるほどな、って思いますよね。

これ、デザインも同じなんですね。

高い抽象度、視座をで物事を捉える感覚をつかめば

日常で見るあらゆる物、感じる感情、経験っていう物が全てデザインを上達させるエッセンスになります。

デザインが上手い人っていうのは皆んなこの意識を持っているんですよね。

だから、デザインがうまくなるのも早い。

逆にいうと、机にかじりついてずっとPCをカタカタしてたり、本やnote見たりyoutubeで動画見たりしてても上手くなんかならないです。

インドアな職業のイメージが強いwebデザインですが、デザイナーこそ外に出て色んな人と話して色んな経験しないといけない職業です。

抽象度に話を戻して、、

デザインが出来る人って、おんなじ感覚で動画編集が出来たり、コピーライティングが出来たりするんですよね。

で、もっと言うと、デザイナーがデザイン思考をビジネスに応用して、事業を成功させたりする事もあるんです。

また、逆にビジネス出来る人ってほぼ確実にその辺の初心者よりデザイン出来ます。

ものごとの抽象度を高めると本質は全てに繋がってくるので

高い視点で一つのことを極めると、他のいろんな所に応用が効くようになり万能に近づくっていうのはこういうことです。

じゃあ、そういたことを踏まえて「WEBデザインのスキル習得」を考えてみると

さっきも言ったように、初心者の学習でありがちなのは

  • ツールの勉強をしている時はツールのことしか考えていないとか
  • HTML、CSSを学ぶ時はタグの暗記しか意識が行っていないとか
  • なんなら、デザインとコーディングを別々のものと捉えていたりだとか
  • WEBデザインをビジュアル的な「見た目を作る」ということとしか捉えていないとか

ってなると、WEBデザインをWEBデザインとしても捉えられていないわけなんですよね。

だって、WEBデザインっていう営みの一部分しか見れてないわけなんで

よくキラキラ系スクールの「受講生の声」の動画で

フォトショか何かでLPのデザインカンプだけを作って「私にもWEBデザイン、できました〜」って言っているようなやつとかがまさしくそれですよね

ただ、皆さん察しの通りこれだと、まぁフォトショップは使えるようにはなるんかもしれないけど

デザインは出来るようにはならないし、ましてや仕事としてWEBデザインで収入を得続けるなんてことはできないわけです。

適当なスクールに入って、イラレやフォトショとかHTMLとCSSを学んだけど、結局デザインできるようにならなかったって人山ほどいますからね。

そうじゃなくて、まず大事なのは視座を(ここでいう抽象度)をガッと上げて全体像をしっかりと把握することです。

ざっくりとですが

WEBデザインと言ってもいろんな分野、ジャンルがありますけど、抽象度を上げるとコミュニケーションなわけで、

だったら、伝えるべきメッセージと伝えるべき相手を明確にしてその橋渡しをするデザインを作らないといけない。

そこから降ろしてきてビジュアル化することが必要で。

じゃあ、そのためにはコンセプトメイキング→情報設計→デザイン→コーディング→運用みたいな一般的な流れがあって

そう言った全体像を把握することで

例えば、今自分はどこを勉強する必要があるのかとか、今自分が上手くいっていないのはどこなのかとかっていうのがわかるわけなんですよね。

これがわからなきゃ出来るようになるわけないんですよね。

抽象度が低いのは、迷路を地面から見ているようなもので、抽象度が高いのは迷路をドローン視点から俯瞰できているみたいな感じです。

で、ここからさらにもっと抽象度を上げて見ますね

もっというと、WEBデザインをデザインじゃなくて普通に「商売・ビジネス」と捉えると

ビジネスってなんだろうって考えたときに、「ビジネスっていうのはお金を稼ぐこと」かなってなったら

「どうやってお金って稼げるんだろうな、お金ってなんだろう」ってなります。

じゃあお金っていうのは「価値交換の手段」だから、ビジネスっていうのは「価値の交換を沢山することなのか」って定義出来るわけです。

ってなると、交換なのでお金をもらうだけじゃなくて、こっちからも「価値」を渡さないといけないなってなりますよね。

こうやって、こちらから価値を渡して、で、お客さんから価値を受け取ってってことを繰り返していると

今度はここで「循環」が起こっているなってなります。

ってなると、今度はビジネスは「価値の交換」じゃなくて「価値の循環」と捉えることが出来るな〜とも考えられます。

そうなると、僕らデザイナー(デザイナーを目指す人)っていうのは、そういった循環を起こすための制作物、WEBサイトを作っていかないといけないな〜ってなるわけです。

こういう視点に立って初めて「どんなビジュアルにしようかな」っていう具体の方に降ろしていく感じですね

で、こういった「循環」っていう視点に立つと、今度は仕事の取り組み方として

例えばリテラシーの低いお客さんばかりを狙って意味の無いサイトを作ってぼったくるなんて事をやっていたら、

それは相手から奪うばかりになるんで、相手が枯渇して循環が起きなくなるから、商売として成り立たなくなるな〜と捉えられるようになりますし、

逆に、今度は循環を与える視点から捉えてみると、与えてばっかりだと今度はこちらが枯渇して循環が起きなくなってしまうので、ちゃんと相手から受け取らないといけないなっていうことで

最初はもちろん無料、低額での受注も必要なフェーズかもしれませんが、値切りしまくるクライアントさんとか、友達価格で頼んでくるやつとは程々に距離をおかないといけなくて

そういう相手じゃなくて、ちゃんと適性に価値の交換が出来るクライアントさんにエネルギーを注ぐことで、循環を大きくしいって、お互いに発展していけるな、そういうお客さんを見つけて商売をしなくちゃいけないなってことがわかってきます。

こういうのが抽象度が高いっていう事なんですよね。

WEBデザイン→ビジネス→循環というふうにより高い視座から捉えられているわけです。

こんな感じで抽象度を上げて本質を見るようになろうや!ってことですね。

で、この抽象度をコントロールする(高める)っていう作業っていうのは
まんま「デザイン」っていう思考プロセスなんですね。

この辺は長くなるので、また別の記事なり音声でまとめるんですが

「デザイン」の本質っていうのは、この抽象度のコントロールであって、それができればデザインなんて余裕で出来るようになるし

デザインが出来るようになれば、同じような思考で人生全般にも応用できるようになっていくんです。

だって抽象度の高いところで繋がっているから。

これがデザインっていう「スキル」の習得を通して抽象度のコントロールを身につけて仕事も人生全部良くして行きましょう、みたいなのが僕の伝えたい事というか、発信の軸みたいなものですね。

抽象度を上げるためには

じゃあ抽象度を高めるにはってことなんですが、一番簡単なのは
今取り組んでいる何がしかを抽象度を上げて高い視点から見てみるっていうことです。

この記事を見てくださっている方だとWEBデザインだと思いますがw

別になんでも良いです。

ハマっていることでも良いし、それこそ人生について哲学しても良いし。

「要するにそれはどういうこと」とか「なんでそれなん?」っていうことを自問自答しても良いかもしれないですね。

これを日頃から意識するだけで相当抽象度っていうのは上がると思います。

まとめ

ということで、雑にまとめると

  • ノウハウを学んでも「出来る人」と「出来ない人」が出てきてしまうのは抽象度が原因
  • ノウハウは理解の抽象度よりも低い、だから受け取る側が抽象度を上げないといけない
  • 抽象度は高ければ高いほど本質的で万能になっていく
  • 抽象度を高めていくにはデザインは最適
  • デザインが出来ると人生も好転していく

ってな感じです。はいw

で、なんか偉そうに話してきて「なんやこいつキモ」ってなってるかもしれませんが

もちろん僕もまだまだ抽象度は低いし、これからどんどん抽象度は上げていかないといけないワケなので

そこんところ一緒に頑張っていこうやって感じですねw

では、そんな感じでこれから頑張っていきましょう!!

ABOUT ME
しんいち
しんいち
LPデザイナー
大学を卒業後、未経験から都内ITベンチャーでデザイナーとして勤務するも、 あまりのブラック環境で身体を壊し1年も経たずに退職。 その後は印刷系制作会社にて大手家電メーカーの販促広告のデザインをしている。 新卒時に職を失った経験から、会社に依存した働き方に危機を覚え 「大切なものを自分で守る力」と「人生の自由度を上げる力」として WEB制作のスキルとネットビジネスのスキルを学ぶ。 現在は企業で広告系デザインをしながら、サイドビジネスでWEBデザインを行い会社員月給の10倍程度の収入を得つつ、自由度の高い働き方を伝える情報発信をしている。

    記事URLをコピーしました